スキージャンプFISワールドカップ2024/25女子個人第18戦リュブノ

プレヴツが4連勝で今季9勝目 フライタークは3試合連続表彰台 高梨沙羅6位、伊藤有希7位

23rd World CUP Competition
  • 2025年2月16日(日)
  • リュブノ(SLO)
  • HS94/K85

Official Results

1  ニカ・プレヴツ(SLO) 266.4pt
2  セリーナ・フライターク(GER) 256.2pt
3  リサ・エダー(AUT) 248.9pt
 
6  高梨 沙羅(クラレ) 235.8pt
7  伊藤 有希(土屋ホームスキー部) 229.7pt
11  一戸 くる実(CHINTAIスキークラブ) 212.9pt
13  勢藤 優花(オカモトグループ) 206.6pt
19  丸山 希(北野建設SC) 186.3pt

予選リザルト 本戦リザルト


ニカ・プレヴツの勢いが止まらない。
2本目では直前のフライタークが95.5mを飛んだのでゲートが1段下がり、基本ゲートから5段下がったにもかかわらず難なく92.5m。
ただ一人90mオーバーを2本揃えて快勝した。

自国での連勝はレークプラシッドから数えて4連勝。
今季9勝目となり、総合で2位カタリーナ・シュミットとの間に遂に300点を超える差がついた。
いよいよ総合連覇が見えてきたか。

3試合連続の表彰台となったフライターク。
今季4度目の2位で、そろそろ初優勝が欲しいが、今のプレヴツを倒すのは容易ではない。
それでも総合で2位シュミットに132pt差まで迫ってきている。

3位エダーは今季4度目の表彰台。
4位にはザイフリーズベルガー、5位にはシュミットが食い下がった。

昨日、今季初めて20位以内に5人が入った日本勢。
高梨沙羅は2試合連続の6位。2本目では最長不倒のフライタークに次ぐ94.5m。
伊藤有希も7位と続き、二人揃って2試合連続のシングル。

11位に一戸くる実、13位に勢藤優花、19位に丸山希と12試合連続で20位以内に5人が入った。

なお、リュブノにはビョルセット、ストローム、トゥルーセルの3名だけを派遣したノルウェー。
昨日はビョルセットが転倒して怪我を負い、ストロームとトゥルーセルはスーツ違反で失格と散々だった。
この日は怪我のビョルセットだけでなく、コーチの判断でストロームとトゥルーセルも予選を棄権させた。ジャンプ台の安全性に懸念があるということがその理由らしい。

今日は直前のフライタークが95.5mを飛んだことで、ラストのプレヴツに対してはジュリーはゲートを下げた。
昨日は直前のプレヴツが95.0mを飛んだが、ラストのビョルセットに対しジュリーはゲートを下げることなくそのまま飛ばせた。

昨日の反省もあってのゲート下げだったともみえるが、であるならばなおのこと昨日のビョルセットの場面をそのまま飛ばせてしまったことに疑問が残る。
リクエストをしなかったコーチの判断にも。今日二人を棄権させたことは逆切れのように見えなくもない。

WC個人総合順位

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