クラフトが今季12勝目でWC総合優勝に近づく オーストリアは44年ぶりに4位までを独占の快挙
Official Results
1 | シュテファン・クラフト(AUT) | 291.8pt |
2 | ダニエル・チョフェニック(AUT) | 290.8pt |
3 | ヤン・ヘール(AUT) | 288.8pt |
14 | 小林 陵侑(TEAM ROY) | 259.3pt |
20 | 二階堂 蓮(日本ビールスキー部) | 254.4pt |
23 | 小林 潤志郎(雪印メグミルクスキー部) | 249.5pt |
39 | 葛西 紀明(土屋ホームスキー部) | 104.2pt |
45 | 佐藤 慧一(雪印メグミルクスキー部) | 93.8pt |
今季12勝目を挙げたクラフトを筆頭に、チョフェニック、ヘール、フーバーとオーストリアが4位までを独占した。
WC史上3度目のことらしく、またオーストリアにとっては1979/80サンダーベイ(KOGLER、NEUPER、INNAUER、TUCHSCHERER)以来となる実に44年ぶりの快挙。
初優勝に1.0pt差まで迫ったチョフェニックは第3戦リレハンメル以来の表彰台。
好調ヘールは2戦連続の3位で、今季2勝を含む8度目の表彰台。
4位のフーバーは今季最高位。札幌COCで3連続表彰台だった選手の活躍はうれしい。
ちなみにこのCOC初戦でもオーストリアは表彰台独占だった。
6位にハイベックがおり、5位までの独占もあり得る状況だったが、そこはペテル・プレヴツが割って入り食い止めた。
ペテルの好調は続いており、引退までに23回の通算勝利数をさらに積み上げることは決して夢物語ではなくなってきている。
前日のNHからLHに舞台を移したが、周期的に嫌な風が吹く時間帯があり、その周期に入ってしまった選手たちは成す術がなかったか。
WC総合優勝争いの渦中にある小林陵侑とヴェリンガーもそうで、クラフトが我関せずとばかりに100ptを積んだのに対して陵侑は14位、ヴェリンガーに至っては28位と離されてしまった。
WCは残り4戦。
ヴェリンガーの可能性は消え、総合優勝争いはクラフトと陵侑に絞られた。
でも300ptの差はあまりにも大きい。
RAW AIR 総合順位(暫定)
1 | シュテファン・クラフト(AUT) | 1342.0 |
2 | ヤン・ヘール(AUT) | -26.0 |
3 | ヨハン-アンドレ・フォルファン(NOR) | -46.9 |
4 | ペテル・プレヴツ(SLO) | -52.3 |
5 | マリウス・リンビーク(NOR) | -75.5 |
RAW AIR総合は、この日3位となったヘールが順位を一つ上げ2位に浮上。
2本目で転倒して8位に終わったフォルファンが入れ替わって3位に。
二階堂蓮は前日落した順位を取り戻し再び7位に。
ワールドカップ 総合順位(暫定)
1 | シュテファン・クラフト(AUT) | 1883 |
2 | 小林 陵侑(JPN) | -303 |
3 | アンドレアス・ヴェリンガー(GER) | -493 |
4 | ヤン・ヘール(AUT) | -763 |
5 | ペテル・プレヴツ(SLO) | -1034 |
いいね!が励みになります