デシュバンデンが3勝目でゾグラフスキーに迫る 二階堂蓮は総合3位を決める
2023年10月1日(日)ヒンツェンバッハ(AUT)HS90/K85
8th Grand Prix Competition
1 | グレゴール・デシュバンデン(SUI) | 246.6pt |
2 | ウラジミール・ゾグラフスキ―(BUL) | 244.7pt |
3 | ダニエル・チョフェニック(AUT) | 244.0pt |
8 | 小林 陵侑(TEAM ROY) | 239.1pt |
18 | 小林 潤志郎(雪印メグミルクスキー部) | 229.7pt |
19 | 内藤 智文(山形県スポーツ協会) | 227.5pt |
22 | 二階堂 蓮(日本ビールスキー部) | 225.1pt |
32 | 竹内 択(team taku) | 106.2pt |
42 | 中村 直幹(Flying Laboratory SC) | 100.7pt |
この夏のGPをリードし続けてきたデシュバンデンとゾグラフスキー。
各国一線級の選手がエントリーしてきたヒンツェンバッハ初戦では、ゾグラフスキーはまさかの予選落ちを喫してしまった。
でも、彼らの快進撃は終わらない。風のいたずらのある試合ではあったが二人揃って表彰台に戻ってきた。
デシュバンデンは4位からの逆転勝利。ゾグラフスキーは僅差でチョフェニックを逆転し2位を掴んだ。
今季二人が並んで表彰台に立つのはこれが4回目。常に1位と2位という関係だ。
もう一人のこの夏のサプライズであるイプシオール。
1本目で3位となり、第5戦ルシュノフでの3位に続く2度目の表彰台に迫った。
ただ、2本目は追い風にあたり結果は10位。それでもこの選手たちの中でのトップ10はお見事。
膝を痛めている小林陵侑は、それでも2本目では3番手の得点で結果8位。
1本目の順位を2本目でリカバリーする戦いが続いている小林潤志郎は、この日も粘って18位。
19位の内藤智文は5戦連続6試合目のポイント獲得。
ここにきて調子に陰りのある二階堂蓮ではあるが、開幕からの6連続シングルが効いて総合3位を確定。
昨シーズンの5位を上回った。
次週クリンゲンタールは個人戦1試合と混合団体戦となる。
総合優勝はゾグラフスキーとデシュバンデンに絞られた。
その差は34pt。どちらが獲っても初の栄冠となる。
また、冬のワールドカップ選考にも影響を及ぼすであろう日本勢のチーム内競争も熾烈だ。