GP覇者の作山憲斗が逆転優勝 高梨沙羅は100pt以上の差で他を圧倒
2015年11月1日(日)札幌市 大倉山ジャンプ競技場 HS134/K120
女子の部 (ゲート 1本目20、2本目20)
① 高梨 沙羅(クラレ) 275.8pt(130.5m 133.0m)
② 伊藤 有希(土屋ホームスキー部) 173.7pt(113.0m 101.0m)
③ 岩渕 香里(松本大学) 147.8pt(104.5m 96.5m)
男子の部 (ゲート 1本目15、2本目16)
① 作山 憲斗(北野建設スキー部) 254.8pt(127.5m 126.0m)
② 葛西 紀明(土屋ホームスキー部) 251.8pt(128.5m 122.5m)
③ 小林 陵侑(土屋ホームスキー部) 250.5pt(131.5m 121.0m)
4 竹内 択(北野建設スキー部) 247.0pt(124.0m 126.0m)
5 伊藤 謙司郎(雪印メグミルクスキー部) 239.8pt(124.0m 122.0m)
6 栃本 翔平(雪印メグミルクスキー部) 237.1pt(119.5m 125.0m)
7 伊東 大貴(雪印メグミルクスキー部) 236.1pt(127.5m 117.0m)
8 鈴木 翔(あずまSC) 228.2pt(127.0m 114.5m)
9 佐藤 幸椰(雪印メグミルクスキー部) 224.7pt(118.5m 120.5m)
=10 伊藤 将充(下川商業高校) 215.5pt(116.5m 118.5m)
=10 永井 健弘(盛岡市役所) 215.5pt(125.0m 110.0m)
男子は予選が行われ、本戦出場は50名。2本目に進めるのは30名。
男子組表彰は、全日本選手権10位まで。NHK杯6位まで。伊藤杯3位まで。
女子組表彰は、NHK杯3位まで。伊藤杯3位まで。
前日の宮の森NHとはうってかわってポカポカ陽気の大倉山。
既にお伝えした通り、今まで冬開催だった全日本選手権を真の全日本チャンピオン決定戦とするべくNHK杯とセットで秋に移してきた。
しかも今回は先週中止となった伊藤杯サマーファイナルも兼ねる。
アイストラックで行われる冬の大会が夏の大会を兼ねることの無理やり感はこの際無視しよう。
男子2本目は、最後の4人(大貴、作山、葛西、陵侑)を残して10分ほどの風待ち。
収まるのを待ったのではなく吹くのを待った。
結局大した風を得られず再開されたけど、作山がうまく飛んで逆転優勝。
GP覇者の面目躍如。
女子は高梨沙羅が異次元ジャンプ。
特に2本目はK点超えてからもグングン伸びる圧巻のフライト。
2位の伊藤有希に102.1ptもの差を付けての圧勝となった。
2013年宮様LH(こちら)ほどの大差ではないとはいえ、あのころの有希と今の有希は全然違うはず。
ちょっとショッキングな結果ではある。
① 高梨 沙羅(クラレ)
② 伊藤 有希(土屋ホームスキー部)
③ 岩渕 香里(松本大学)
① 作山 憲斗(北野建設スキー部)
② 葛西 紀明(土屋ホームスキー部)
③ 小林 陵侑(土屋ホームスキー部)
4 竹内 択(北野建設スキー部)
5 伊藤 謙司郎(雪印メグミルクスキー部)
6 栃本 翔平(雪印メグミルクスキー部)
7 伊東 大貴(雪印メグミルクスキー部)
8 鈴木 翔(あずまSC)
9 佐藤 幸椰(雪印メグミルクスキー部)
=10 伊藤 将充(下川商業高校)
=10 永井 健弘(盛岡市役所)
表彰式
NHK杯女子組 伊藤有希、高梨沙羅、岩渕香里
(表彰式でこんなに自然に笑う沙羅ちゃんは久しぶり)
NHK杯女子組 最長不倒賞、高梨沙羅(133.0m)
NHK杯男子組 葛西紀明、作山憲斗、小林陵侑
NHK杯男子組 最長不倒賞 小林陵侑(131.5m)
全日本選手権 葛西紀明、作山憲斗、小林陵侑
全日本選手権 竹内択、伊藤謙司郎、栃本翔平
全日本選手権 栃本翔平、伊東大貴、鈴木翔、佐藤幸椰、伊藤将充
全日本選手権 佐藤幸椰、伊藤将充、永井健弘
伊藤杯女子組 伊藤有希、高梨沙羅、岩渕香里
伊藤杯女子組 最長不倒賞、高梨沙羅(133.0m)
伊藤杯男子組 葛西紀明、作山憲斗、小林陵侑
伊藤杯男子組 最長不倒賞 小林陵侑(131.5m)
まるで、観客は見るなと言わんばかりの高いフェンスと報道陣を前にして行われる表彰式。
札幌スキー連盟には言いたいことが山ほどある。
全日本宮の森でも見られた風向風速計がこの試合でも見られた。
試技の前に設置して配線もしていたので、この試合で風向風速を測っていたのは間違いないと思う。
今夏の白馬女子NBS杯で国内で初めてウィンドファクターが採用されたけど、冬からいよいよ本格採用?