2020/21 FISスキージャンプワールドカップ男子個人第24戦プラニツァ

悪天候1本勝負の中ガイガーが強さを見せる 小林陵侑2位

2021年3月26日(金)プラニツァ(SLO)HS240/K200

28th World Cup Competition

1  カール・ガイガー(GER) 237.3pt
2  小林 陵侑(土屋ホーム) 227.7pt
3  ボア・パブロフチッチ(SLO) 225.2pt
 
6  佐藤 幸椰(雪印メグミルク) 216.8pt
17  中村 直幹(東海大学札幌SC) 202.0pt
30  小林 潤志郎(雪印メグミルク) 189.2pt
31  佐藤 慧一(雪印メグミルク) 187.5pt
52  岩佐 勇研(東京美装グループ) 159.0pt

オフィシャル リザルト


我慢大会のような長丁場の果てには、圧倒的なスペクタクルが待ち構えていた。

難しい風が吹き、先ずはこの日の試合前に行われる予定だった予選がキャンセルされた。
さらに、本戦開始の15分ディレイが宣告され、さらに15分ディレイ。
30分遅れの15時30分(日本時間23時30分)に1本目が開始された。

しかし、赤い風が吹き試合は遅々として進まない。
最初の1時間が経過した時点で飛べたのはたったの30人。
予選が無かったために出場は67人。まだ半分も進んでいない。
目の前が暗くなる。

少しずつ状況は好転して進みが早くなってはきたものの、やる側にとっても観る側にとっても我慢大会。
しかし、1本目の終盤で2本目のキャンセルが宣告されると、そこからのラスト10数名はそれまでの我慢が報われたと思えるようなスペクタクルを見せてくれた。

ヴォルネが237.0mで目を覚まさせ、ジワが239.0mで頭を試合に引き戻させ、佐藤幸椰がPB更新の237.5mで心を試合にくぎ付けにさせた。
ドメン、ヨハンソン、パブロフチッチが見事なパフォーマンスで続き、勝敗の行方はラスト3名へ。

ガイガーはコーチリクエストをまんまと成功させ、続くアイゼンビヒラーは同じ策が裏目に出て、さあ最後は小林陵侑。
宮平コーチはホルンガッハーの挑戦を受けて立ち、同じくコーチリクエスト。
これに陵侑が見事に応えて95%を超えて見せるもガイガーには届かず。

1時間50分を費やした1本勝負も、終わってみればスリリングでスペクタクルな面白い試合だった。

勝ったガイガーは、スタート準備中にブーツの留め具が壊れてしまったが、マテリアルの検査官がクルマのキーホルダーで応急処置をしてくれたおかげで上手く飛べたんだとか。
勝つときってこんなものなのだろう。

なお、小林陵侑は総合順位を1つ上げて5位に浮上。フライング総合でトップ。

フライング総合暫定順位

1 小林陵侑180pt
2 K.ガイガー-201↑
3 M.アイゼンビヒラー-681↓
4 B.パブロフチッチ-751↑
5 D.プレヴツ-983↑

フライング暫定総合順位

ワールドカップ暫定順位

1 H-E.グランネル1557pt総合優勝確定
2 M.アイゼンビヒラー-427
3 K.ストッフ-613
4 R.ヨハンソン-702
5 小林陵侑-7181↑

WC暫定総合順位