スキージャンプの結果を下手な写真でお伝えするブログです

第20回札幌市長杯大倉山サマージャンプ大会

小林陵侑 4連勝 小林諭果 今季初優勝

2019年8月4日(日) 札幌市 大倉山ジャンプ競技場 HS137/K123

女子組(ゲート1本目28、2本目29)

1 小林 諭果(CHINTAIスキークラブ) 211.2pt
2 茂野 美咲(CHINTAIスキークラブ) 193.6pt
3 岩佐 明香(大林組スキー部)176.9pt

公式リザルト

少年組(ゲート1本目10、2本目10)

1 二階堂 蓮(下川商業高校) 169.1pt
2 竹花 大松(東海大学付属札幌高校) 151.5pt
3 日下 瑠基(下川商業高校)128.8pt
 
4 工藤 漱太(下川商業高校) 92.0pt
5 大井 駿(札幌日本大学高校) 85.3pt
6 小林 龍尚(盛岡中央高校) 69.4pt

公式リザルト

成年組(ゲート1本目10、2本目10)

1 小林 陵侑(土屋ホームスキー部) 241.4pt
2 伊藤 将充(土屋ホームスキー部) 228.6pt
3 原田 侑武(雪印メグミルクスキー部)227.7pt
 
4 竹内 択(team taku) 202.8pt
5 伊東 大貴(雪印メグミルクスキー部) 199.5pt
6 渡部 弘晃(東京美装グループスキー部) 189.5pt

公式リザルト

男子組総合(ゲート1本目10、2本目10)

1 小林 陵侑(土屋ホームスキー部) 241.4pt
2 伊藤 将充(土屋ホームスキー部) 228.6pt
3 原田 侑武(雪印メグミルクスキー部)227.7pt
 
4 竹内 択(team taku) 202.8pt
5 伊東 大貴(雪印メグミルクスキー部) 199.5pt
6 渡部 弘晃(東京美装グループスキー部) 189.5pt

公式リザルト


 

真夏の札幌3連戦の最終日。
やはりこの日も風が曲者。
60m付近から下は、まぁいつもの大倉山の風。ところが上の方で良くない風があるのかレット頻発で遅々として試合は進まない。
前日のナイトゲームは開始が1時間遅れたとはいえ始まってしまえば3本飛んで3時間だったのに対して、この日は5時間。
暑い中、じっと待ってるだけの時間が続くのは正直萎えた。

 

長引いた理由の一つは転倒者が多かった為でもある。
韓国からの留学生として下川を拠点に精力的にこの夏の試合にエントリーしていたファン・ソクジェをはじめ4人の選手が転倒。しかも、そのうちの3人は空中で完全に体制を崩してランディングバーンに体を叩きつけられるようなかなり危険な転倒。自ら歩いて退場していったので大事には至らなかったとは思うけど… 
山川太朗や渡邉陽といった経験も実績もそれなりに積んできた選手でさえこんなことになっちゃうんだから、やはり曲者の風が吹いていたんだろうね。

 

で、中断。
ソーメンがはがれちゃったんだけど、冬はアイゼン着けて行けるけど夏はロープ着けていかなくてはいけないから余計に時間がかかる。

 

 

そんなこともあった為に渋めのゲート設定となった中、小林陵侑がただ一人K点オーバーを2本揃えて優勝。
陵侑はこれで国内4連勝。
その最初の勝利と同じく、この日は伊藤将充との2度目の土屋ホームワンツー。

 

女子は小林諭果が今季初優勝。
国内戦の優勝は昨年12月の名寄ピヤシリ大会以来かな。
そして、陵侑との姉弟Vは初めてのはず。
茂野美咲とのCHINTAIワンツーとなったけれど、大挙して駆けつけたCHINTAI応援団はもちろん大喜び。
この日は、いつもの信託ホーム(平山友梨香)応援団に加えて、大林組(岩佐明香)応援団も居てとても賑やか。

 

少年組は二階堂蓮が竹花大松の3連勝を阻止。
少年組は、今季ここまでの4試合でこの二人しか勝っていない。
しかも共に2勝を挙げ2位も2回ずつと全くの五分。
敢えて差を探すなら、少年組がなかった名寄で大松10位に対して蓮は23位。

Name朝 日宮の森大倉山大倉山
二階堂 蓮優勝2位2位優勝
竹花 大松2位優勝優勝2位

 

女子組


1 小林 諭果(CHINTAIスキークラブ)

 


2 茂野 美咲(CHINTAIスキークラブ)

 


3 岩佐 明香(大林組スキー部)

 


4  大井 栞(早稲田大学)

 


5 勢藤 理桜(下川商業高校)

 


6 五十嵐 彩佳(札幌大学)

少年組


1 二階堂 蓮(下川商業高校)

 


2 竹花 大松(東海大学付属札幌高校)

 


3 日下 瑠基(下川商業高校)

 


4 工藤 漱太(下川商業高校)

 


5 大井 駿(札幌日本大学高校)

 


6 小林 龍尚(盛岡中央高校)

成年組


1 小林 陵侑(土屋ホームスキー部)

 


2 伊藤 将充(土屋ホームスキー部)

 


3 原田 侑武(雪印メグミルクスキー部)

 


4 竹内 択(team taku)

 


5 伊東 大貴(雪印メグミルクスキー部)

 


6 渡部 弘晃(東京美装グループスキー部)

表彰式


女子組

 


女子組最長不倒賞 小林 諭果(123.5m)

 


少年組

 


少年組 (23番は代理)

 


少年組最長不倒賞 二階堂 蓮(104.0m)

 


成年組

 


成年組

 


成年組最長不倒賞 小林 陵侑(129.5m)

 


 

名寄からのここ4戦、すべての試合で公平とは言えない風の悪戯があった。
ただ、そうはいっても陵侑は4連勝。結局は風がどうであれ強い奴が勝つということか?
はたして風の悪戯は結果にどの程度の影響を及ぼしたのか?

 

そこで、一つの指標として名寄からの4戦の総合成績を出してみた。
WCと同じく1位100点、2位80点… 30位1点というようにポイントを付与していく方式。女子は朝日レディースも加えた5試合。

 

 namept朝日名寄宮森大倉大倉
 岩佐 明香37211823
2 茂野 美咲37032142
3 勢藤 理桜33543215
4 五十嵐 彩佳27524356
5 小林 諭果253911631
6 大井 栞19689564
 namept名寄宮森大倉大倉
 小林 陵侑4001111
2 伊藤 将充22026132
3 伊東 大貴19651025
4 渡部 弘晃1906346
5 原田 侑武161316103
6 渡部 陸太154122157

 

どうだろう?
個人的には現時点の実力が反映されており、それほど違和感のない結果となっているように思える。
特に女子はかなり順当な結果と言ってよいのではないだろうか。

 

個々の試合で見ればアタリハズレはあるが、複数の試合で見ればアタリハズレはある程度は平均化される。一人の選手にだけ良い風が当たり続けたり、逆に悪い風が当たり続けるということは無いからだ。
今回のシミュレーションのように僅か4~5試合でも結果はなんとなく平均化されているのだから25試合以上も行うWCではなおのこと。
そんなことは選手たちにとってはあらかじめ織り込み済みなので、愚痴は言ってもそれ以上の問題に発展するようなことは無い。

 

ただ、そうはいっても、ここ一番の大事な局面でハズレを引かされるのは選手としたらたまったもんじゃない。その瞬間の風向風速で人生が変わりかねないのだ。
それに、観客にとっても、風のアタリハズレで勝敗が決するような競技など見たくもない。

 

これに対する一つの回答として2011年にFISが示したのがGF/WFだったはず。
当ブログでは今までさんざん言ってきたことだが、なぜ国内戦でこれを導入しないのか?
金の問題? でも白馬では2014年ごろから国内戦でGF/WFを導入している。ちょっと失礼な言い方にはなってしまうけれど、長野にできて札幌にできないなんてことは考えにくい。
地方の全ての台にまで導入しろとは言わないが、札幌はすぐにでも導入すべきだろう。

 

もう一つの問題は、GF/WFが無いと試合が長引くということ。

GF/WFが採用されていれば、まだ少しは公平性と安全性の一翼をそれらに担わせることもできただろうが、採用されていない以上はシグナルコントロールで公平性と安全性を図るしかない。
結果としてレッドが頻発。遅々として先に進まない。

第11回伊藤杯大倉山サマージャンプ大会

 

この日も、もしGF/WFが採用されていれば5時間もかからずに済んだはず。
初めて観戦に来た人も、遅々として進まずテンポの悪いこんな試合じゃ「面白かった。また来よう」とはならないんじゃないかな。

 

いずれにしても、陵侑が4連勝したことをもって、「ほらね。風なんか関係ないでしょ」とばかりに、GF/WF導入の議論が後退することにならないことを祈るばかりだ。

 

 

 

 

 

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