サンピラー国体記念第22回サマージャンプ大会

佐藤幸椰を頂点に雪印メグミルクが2年連続の表彰台独占 女子は一戸くる実が雪印メグミルク移籍初戦でV

全日本スキー連盟A級公認
  • 2025年7月27日(日)
  • 名寄市 名寄ピヤシリシャンツェ
  • HS100/K90

女子組

1  一戸 くる実(雪印メグミルクスキー部) 223.0pt
2  佐藤 柚月(東京美装グループスキー部) 218.0pt
3  伊藤 有希(土屋ホーム) 214.5pt
 
4  葛西 優奈(早稲田大学) 192.0pt
5  葛西 春香(早稲田大学) 187.0pt
6  櫻井 梨子(あいおいニッセイ同和損保) 176.0pt
7  海沼 優月(鹿角高校) 174.5pt
8  中山 和(日本ビールスキー部) 168.0pt
9  斎藤 優(LuFT) 165.0pt
10  宮嶋 林湖(松本大学) 164.0pt

リザルト

男子組

1  佐藤 幸椰(雪印メグミルクスキー部) 250.5pt
2  佐藤 慧一(雪印メグミルクスキー部) 243.5pt
3  小林 朔太郎(雪印メグミルクスキー部) 239.5pt
 
4  内藤 智文(山形市役所) 234.5pt
5  葛西 紀明(土屋ホーム) 225.0pt
6  竹花 大松(土屋ホーム) 217.0pt
7  山元 豪(ダイチ) 214.5pt
8  中村 優斗(COOTS SC) 210.0pt
9  三上 託摩(余市紅志高校) 209.5pt
10  鈴木 翔(札幌手稲スキー協会) 207.0pt

リザルト


男子は、雪印メグミルクが2年連続となる表彰台独占で佐藤幸椰が大会連覇。
雪印メグミルク史上初の女子選手となった一戸くる実が、移籍後初戦で見事に優勝。
3日前の朝日大会には参戦せず、この大会を初戦と位置付けた雪印メグミルクにとって、上々のシーズンスタートとなった。

昨年のこの大会で表彰台独占したときに3位だったのが、雪印メグミルクに入社したばかりの坂野旭飛。
今月1日に不慮の事故により19歳という若さで生涯を終えてしまったが、あまりに痛ましく言葉が見つからない。

この日、岡部孝信総監督がマスコミの取材に応えたが、その要旨は次の通り。

  • 事故当時は同社関係者は同行していなかった
  • 警察からは事件性がないと報告を受けている
  • 故人の体内からアルコールが検出されたことを厳粛に受け止め、スキー部の活動を一定期間控え、岡部総監督、伊東大貴監督、原田侑武コーチが2週間謹慎していた
  • 今後は社内研修や安全教育などを徹底し、管理体制の見直しなども含め、再発防止に取り組んでいく
  • 所属選手は、専門家のメンタルケアなどのサポートを受けている
  • チーム一同が深い悲しみと喪失感の中にいるが、坂野選手の志を胸に今後も競技に全力で取り組んでいきたい

前述の通り、同チームは朝日大会をスキップし名寄で開幕を迎えた。
ただ、これは「活動を一定期間控えた」ことによるものではなく、事故が起こる前から朝日大会にはエントリーせず名寄を初戦とする予定だったようだ。

研修や教育を徹底し管理体制の見直しを含め再発防止に取り組んでいくことやメンタルケアなどは渦中のチームとしては当然のことではある。
ただ、こうしたケアが必要なのは雪印メグミルクの選手に限らないような気がする。

ずっと気になっているのだが、今回の件でSAJは何らかの発信を行っただろうか。
弔意を表せということではなく、少なくとも20歳未満の選手の飲酒という点においては連盟として何か言うべきことはあるはずだ。
研修・教育を徹底し再発防止に取り組むことはもちろん、メンタルケアなども含めてSAJとして対応すべきことは多々あるように思うのだが違うだろうか。


2025サマー国内戦の表彰台(女子)

大会 優勝 2位 3位
サマー朝日 伊藤 有希 佐藤 柚月 櫻井 梨子
サンピラー記念 一戸 くる実 佐藤 柚月 伊藤 有希

2025サマー国内戦の表彰台(少年)

大会 優勝 2位 3位
サマー朝日 三上 託摩 糸氏 琉人 長谷川 琉已
サンピラー記念 (9位 三上 託摩) (12位 森 大耀) (20位 姫野 蒼大)

2025サマー国内戦の表彰台(男子)

大会 優勝 2位 3位
サマー朝日 小林 龍尚 中村 優斗 内藤 智文
サンピラー記念 佐藤 幸椰 佐藤 慧一 小林 朔太郎