クラフトが開幕3連勝 ドイツvsオーストリアの激しいつばぜり合い
Official Results
1 | シュテファン・クラフト(AUT) | 296.7pt |
2 | アンドレアス・ヴェリンガー(GER) | 291.7pt |
3 | ダニエル・チョフェニック(AUT) | 287.3pt |
12 | 小林 陵侑(TEAM ROY) | 269.7pt |
21 | 小林 潤志郎(雪印メグミルクスキー部) | 260.8pt |
40 | 二階堂 蓮(日本ビールスキー部) | 117.3pt |
45 | 内藤 智文(山形県スポーツ協会) | 115.1pt |
中村 直幹(Flying Laboratory SC) | 予選51位 |
今季3試合が設定されているノーマルヒルのうちの最初の試合。
(残る二つはシュチルクとトロンハイム)
そのことと、3時間ほど前まで行われていた女子の試合では見られなかった強すぎる追い風- それは何度か試合を中断させた- により、開幕2戦からの流れが変わることも予想された。
が、少なくとも上位争いにはあまり影響がなかったようだ。
クラフトはまたも強さを誇り開幕3連勝。
ルカでの2試合との違いを敢えて探せば、これまで全4本のラウンドですべてトップスコアだったものが、この日の2本目で初めて5番手に甘んじたということだろうか。
強すぎる追い風のせいだったと考えるのが妥当と思われるが、2位で折り返したヴェリンガーもより強烈な追い風を受けたため、大勢に影響なく逃げ切りに成功した。
2位ヴェリンガーは2試合連続の表彰台。
2本目でトップスコアとなり、5位から表彰台を掴んだチョフェニックは今季初・通算4度目の表彰台。
AUT-GER-AUTの表彰台の3人の後にも、4位ガイガー(GRE)、5位フェットナー(AUT)、6位パシュケ(GRE)、7位ヘール(AUT)と、オーストリアvsドイツの激しいつばぜり合いが続く。
このあたりの構図もルカから変わってはいないようだ。
地元ノルウェーはリンビークの10位が最高位。
1本目で25位のグランネルは2本目で98.5mを飛びガッツポーズも見られたが、直後にゾグラフスキーが99.5mを飛び喜びも束の間。
なかなか厳しい状況にあるが明日のラージヒルではどうか。
予選でクラフト、ヴェリンガーに次ぐ3位だったことから期待感のあった小林陵侑は12位。
目立った成績は出せていないとはいえ総合8位につけている。
昨季の3試合終了時点は21位だったことを思えば特に慌てる必要はないと思うし、ジャンプそのものはそんなに悪くないように見える。
ただ、日本チーム全体としてみるとやはり厳しい。
この日、開幕戦での二階堂蓮の4ptに続いて、小林潤志郎が今季初ポイント(10pt)を獲得した。
一方、中村直幹は2度目の予選不通過。内藤智文は初めての台と、そこでの追い風の対応に苦慮している模様。
何とか片目が開くことを祈るばかり…