スキージャンプFISワールドカップ2022/23女子個人第23戦オスロ

クリネツが7度の2位を経て今季初優勝

2023年3月12日(日) オスロ(NOR)HS134/K120

26th World Cup Competition

1  エマ・クリネツ(SLO) 238.2pt
2  キアラ・クロイツァー(AUT) 232.2pt
3  アンナ-オディヌ・ストローム(NOR) 231.6pt
 
9  丸山 希(北野建設SC) 211.9pt
13  伊藤 有希(土屋ホームスキー部) 207.3pt
22  勢藤 優花(YAMAtune) 182.8pt
32  宮嶋 林湖(松本大学) 77.4pt
39  一戸 くる実(CHINTAIスキークラブ) 55.0pt

予選 リザルト


エマ・クリネツが1本目5位からの逆転勝利。
その2本目は条件が良かったとはいえHSオーバーとなる135.5m。さすがに尻が落ちテレマークは入らなかったが余りある飛距離で勝利をつかんだ。
今季はここまで2位が7度。なかなかこの殻を破ることができなかったがようやく突き抜けた。通算2勝目。

クリネツは、オプセット、ピンケルニッヒ、アルトハウス、ストローム、ルティト、伊藤有希、クロイツァーに続く今季8人目のウィナー。
勝利者数は昨季の7人を上回り史上最多を更新。

シーズン別勝利者数

11/12 12/13 13/14 14/15 15/16 16/17 17/18 18/19 19/20 20/21 21/22 22/23
4 6 3 4 3 4 4 6 5 4 7 8

2位は前日の勝者クロイツァー。
1本目トップだったストロームは2試合連続の3位。

数値に表れない巻いた風があるのか、空中でのスキーの動きが落ち着かない選手が散見された。
伊藤有希の2本目もそうで、1本目3位から今日こそは表彰台と期待されたが2本目は空中で煽られて失速。13位まで順位を落としてしまった。

宮嶋林湖は2試合連続で”あとひとり”の壁に阻まれ、一戸くる実も2本目に進むことができなかった。

RAWAIR総合では予選も2位だったクリネツがトップをキープ。
伊藤有希は少し順位を落とし6位。丸山希はフライング出場圏の15位につけている。

RAW AIR 総合順位(暫定)

1  エマ・クリネツ(SLO) 738.6
2  アンナ-オディヌ・ストローム(NOR) -9.6
3  キアラ・クロイツァー(AUT) -17.3
4  セリーナ・フライターク(GER) -37.8
5  カタリナ・アルトハウス(GER) -38.7

RAWAIR総合

この2戦は11位、12位とやや精彩を欠いたイエロービブのピンケルニッヒ。
2位のアルトハウスは詰め寄るチャンスではあったが2試合連続の5位でこのチャンスを生かせなかった。
両者の差は236pt。残るは3戦。

WC総合