2019/20 FISスキージャンプワールドカップ男子個人第16戦ザコパネ

ストッフ 地元ザコパネの大観衆の後押しで今季2勝目

2020年1月26日(日)ザコパネ(POL)HS140/K125

20th World Cup Competition

1  カミル・ストッフ(POL) 295.7pt
2  シュテファン・クラフト(AUT) 290.6pt
3  ダヴィド・クバツキ(POL) 287.8pt
 
7  小林 陵侑(土屋ホーム) 277.6pt
20  伊東 大貴(雪印メグミルク) 254.7pt
21  佐藤 慧一(雪印メグミルク) 249.8pt
22  佐藤 幸椰(雪印メグミルク) 246.6pt
46  小林 潤志郎(雪印メグミルク) 96.6pt
58  中村 直幹(東海大学札幌SC) 予選落ち

予選リザルト オフィシャル リザルト


 

2万5千人の大観衆で埋まったザコパネ。
しかし、その盛り上がりとは裏腹に、選手にとっては強い追い風に加えて時折みられる数値に現れないいたずらな風への対応が求められ、我慢比べの要素の強い展開ではあった。

 

1本目をトップで折り返したクバツキの2本目などはまさにそんな感じ。
踏切も良く、中間地点までは勝利にに向け難なく進んだかに見えたが、不思議にも最後にパタリと落ちた。
それでも何とか3位を死守したクバツキ。これで9戦連続の表彰台。

 

クバツキを逆転し優勝を果たしたストッフ。
その2本目は地元中の地元で見せた完ぺきなジャンプ。
踏切を完了させるや否や、微動だにしない形態安定飛行で140.0mまでの空の旅を楽しみ、真骨頂ともいえるテレマークをオール19.5ptで決めて見せた。
それにしても、こんなに無邪気にはしゃぐ姿も珍しい。

 

ポーランド勢に割って入ったのはクラフト。
なんと今季6度目の2位。
「人生で最高の日」とまで言い切ったのはリップサービスが過ぎる気がするけれど、本人的にはそれぐらい満足な出来だったのだろう。実際、悪いところなどどこにも見当たらない。

 

小林陵侑は1本目5位。
表彰台も期待されたけど2本目は伸ばせなかった。
「変な風があるのは仕方ない」と、意外とサバサバ。

 

1本目2位だったライエも、2本目は条件が悪かったか。
シーズン序盤はほぼ居ないも同然の存在だったのに、気付ばここ数戦は表彰台争いに絡んできている。

 

さて、次戦は札幌大倉山。
天気は悪くなさそうだけど、風はどうかなぁ…

 

スタンディング