伊藤有希 新春初戦V 中村正幹 宮の森デビュー戦V
2018年1月6日(土) 札幌市 宮の森ジャンプ競技場 HS100/K90
女子組(ゲート1本目15、2本目14)
1 | 伊藤 有希(土屋ホームスキー部) | 238.0pt | 94.5m | 90.0m |
2 | 岩佐 明香(日本大学) | 219.5pt | 92.5m | 86.0m |
3 | 小林 諭果(CHINTAIスキークラブ) | 206.0pt | 90.5m | 82.5m |
4 | 勢藤 優花(北海道ハイテクアスリートクラブ) | 201.0pt | 88.5m | 81.0m |
5 | 丸山 希(明治大学) | 184.0pt | 82.0m | 80.5m |
6 | 茂野 美咲(CHINTAIスキークラブ) | 179.5pt | 83.5m | 76.5m |
ジュニア組(ゲート1本目20、2本目20)
1 | 中村 正幹(札幌宮の森中学校) | 231.5pt | 93.0m | 90.0m |
2 | 千葉 大輝(札幌北白石中学校) | 195.0pt | 84.0m | 84.5m |
3 | 辻 創太(札幌柏中学校) | 191.5pt | 85.5m | 80.0m |
4 | 高田 雄生(札幌宮の森中学校) | 171.0pt | 79.5m | 79.0m |
5 | 鴨田 大綺(名寄中学校) | 143.0pt | 73.0m | 71.0m |
6 | 川上 航太郎(小樽朝里中学校) | 137.5pt | 71.0m | 71.0m |
新春恒例の雪印メグミルク杯は若手ジャンパーの登竜門的位置づけでもあるので、少年組(高校男子)とは別にジュニア組(中学男子)の設定がある。
今年のジュニア組の出場は8名。そのうち宮の森デビューとなる1年生は中村正幹、高田雄生、川上航太郎、森野幹登の4名。
皆、果敢にノーマルヒルにアタックしたが、中でも魅せてくれたのが中村正幹。
コンバインドの強化指定選手である2年生の辻創太でさえも85.5mにとどまる中、20番ゲートとはいえ圧巻のK点ジャンプを2本揃えた見事な宮の森デビュー戦優勝。
体格もいいし大きなV字で風をつかむのが上手な感じ。顔は兄の直幹そっくり。楽しみな選手だ。
女子組は、これまたK点ジャンプを2本揃えた伊藤有希が圧勝。
とはいえ、数字ほど圧勝感はない。
WCから帰国後、年末は宮の森を中心に道内で50本以上飛んだらしいが、本人的にもまだしっくりと来ていないらしい。
同じことは勢藤優花にも言えて、ヒンターツァルテンで陥ってしまった深い悩みの境地からまだ抜け出せていない模様。2本ともK点に届かず、国内で勢いのある岩佐明香にも大きく離されてしまった。
なお、本来であればこの日はルシュノフでWCが開催される予定で、日本からは高梨沙羅のみがエントリーすることとなっていた。
しかし、12月28日に雪不足のためキャンセルと発表。国内に留まることとなった沙羅は雪印メグミルク杯に出たがっていたらしいのだがエントリーは既に締切済み。
出場が叶わず独り寂しく白馬で練習。
ちなみに雪印勢は、こういった不測の事態に備えてか海外遠征中の選手であっても国内の大会に常にエントリーしている。
よって、この日ジャンプ週間最終戦に挑む小林潤志郎もスタートリストにしっかりと名前がある。
女子組
① 伊藤 有希(土屋ホームスキー部)
② 岩佐 明香(日本大学)
③ 小林 諭果(CHINTAIスキークラブ)
4 勢藤 優花(北海道ハイテクアスリートクラブ)
5 丸山 希(明治大学)
6 茂野 美咲(CHINTAIスキークラブ)
ジュニア組
① 中村 正幹(札幌宮の森中学校)
② 千葉 大輝(札幌北白石中学校)
③ 辻 創太(札幌柏中学校)
4 高田 雄生(札幌宮の森中学校)
5 鴨田 大綺(名寄中学校)
6 川上 航太郎(小樽朝里中学校)
表彰式
女子組 岩佐、伊藤、小林
女子組 勢藤、丸山、茂野
女子組最長不倒賞 伊藤 有希(94.5m)
ジュニア組 千葉、中村、辻
ジュニア組 高田、鴨田、川上
男子組最長不倒賞 中村 正幹(93.0m)
ジュニア特別奨励賞 中村 正幹(札幌宮の森中学校)
試技・予選の時は雪が降ったけれど、試合中は降らなかった。
たまに晴れ間ものぞく穏やかさで、寒さもそれほど感じない。
でも、風はいつも通りクルクルと向きを変える。