日本連夜の表彰台独占 ①小林陵侑 ②佐藤慧一 ③佐藤幸椰
2019年8月24日(土) 白馬(JPN)HS131/K120
9th Grand Prix Competition
1 | 小林 陵侑(土屋ホームスキー部) | 315.5pt |
2 | 佐藤 慧一(雪印メグミルクスキー部) | 286.6pt |
3 | 佐藤 幸椰(雪印メグミルクスキー部) | 281.3pt |
4 | 小林 潤志郎(雪印メグミルクスキー部) | 279.6pt |
6 | 伊東 大貴(雪印メグミルクスキー部) | 271.1pt |
7 | 中村 直幹(移籍中) | 264.9pt |
24 | 岩佐 勇研(東京美装グループスキー部) | 233.3pt |
日本が前日に続き2戦連続の表彰台独占。
小林陵侑は、1本目でヒルレコードに並ぶ136.0mを飛び圧勝。昨季から続く白馬大会4連勝。
佐藤慧一は、前日の初表彰台が失格者が出たことによる繰上りだったことで「手放しには喜べなかった」らしいが、この日は文句なし。2戦連続の表彰台かつ自己最高位を更新。
佐藤幸椰は、3戦連続表彰台。
それにしても陵侑は強い。
他の選手と比べて、明らかにサッツで板がビタっと持ち上がる。
前戦では「気のせい?」と書いたが前傾は明らかに深くなっているように見え、昨季の遺産で食いつないでいこうとしているわけではなことがうかがえる。
昨季の陵侑は、おそらく多くの選手の研究対象となり、そのコピーを試みた選手も多いのでないかと思われる。
でも陵侑は既にバージョンアップしている。そう簡単には追いつけそうにないことを、この2戦で世界に示したのではないだろうか。
なお、この日の結果を受けて、佐藤幸椰がGP総合トップに浮上した。
更には中村3位、慧一4位、陵侑4位、潤志郎9位と、総合トップ10に5人が立つ。
今夏のGPは残り2戦。数字の上では30人以上の選手に総合優勝の可能性があるのでまだ何とも言えないが、この夏を席巻した日本チームから総合優勝者か出るのが最も収まりの良い結末だろうとは思う。