2019 FISグランプリジャンプ 男子個人第5戦白馬

①小林陵侑 ②佐藤幸椰 ③佐藤慧一 日本表彰台独占

2019年8月23日(金) 白馬(JPN)HS131/K120 

8th Grand Prix Competition 

1  小林 陵侑(土屋ホームスキー部)  294.9pt
2  佐藤 幸椰(雪印メグミルクスキー部)  282.1pt
3  佐藤 慧一(雪印メグミルクスキー部) 265.1pt
 
5  伊東 大貴(雪印メグミルクスキー部)  245.3pt
6  中村 直幹(移籍中)  244.5pt
8  小林 潤志郎(雪印メグミルクスキー部) 241.5pt
11  岩佐 勇研(東京美装グループスキー部) 237.9pt
22  伊藤 謙司郎(雪印メグミルクスキー部) 225.3pt
25  竹内 択(team taku) 213.9pt
27  原田 侑武(雪印メグミルクスキー部) 209.5pt
32  栃本 翔平(雪印メグミルクスキー部) 97.2pt
41  葛西 紀明(土屋ホームスキー部) 85.2pt
   伊藤 将充(土屋ホームスキー部) 失格

オフィシャル リザルト


 

若きチーム・ニッポンが表彰台を独占。
今夏GP初参戦の小林陵侑は、昨季から続く白馬大会3連勝。
佐藤幸椰は、前戦ザコパネでのGP初表彰台に続く2戦連続表彰台かつ自己最高位を更新。
佐藤慧一は、試合終了時点では3位だったクリモフがスーツ違反で失格となった為、繰り上がっての初表彰台。

 

更には、5位に伊東大貴、6位に中村直幹、8位に小林潤志郎とトップ10に6人を送り込み、岩佐勇研、伊藤謙司郎、竹内択、原田侑武も含めて総計400ポイントを荒稼ぎ。
海外一線級がこぞって不参加のボーナスステージであったことは確かだが、それは海外若手選手にとっても同じこと。ここは素直にチーム・ニッポンを褒め称えるべきだろうね。

 

小林陵侑の2本目は、それまでずっと追い風だったのに向かい風に変わった。
10分ぐらい待たされた挙句、ゲートが4段下がったが、何事もなかったかのようにヒルサイズオーバー(132.5m)。
追い風だった1本目も向かい風だった2本目も、昨季に比べて空中での前傾が強めになったように感じたのは気のせい?

 

佐藤幸椰は、1本目はマキシマムに入る前に体勢が少し崩れたように見えたけれど、最長不倒(134.0m)となった2本目は完ぺきだったんじゃないかな。
フライトの最終盤まで高さを保っていて、まるで2017/18シーズン序盤のフライタークを彷彿させるその様は、まだまだ飛距離を伸ばせそうとも感じさせた。

 

ヒルサイズオーバーを見せたのはもう一人。シモン・アマンの2本目は132.0m。
1本目はハズレの条件を引いてしまい20位。2本目は向かい風にも恵まれラウンド3位の好飛躍。ただしテレマークを入れる気なし。最終7位。
ちょっと寂しいメンツの海外勢にあって、アマンが映ると一気に華やぐ。

 

なお、この試合から陵侑はレットブルにスポンサードされることとなりヘルメットがレッドブル仕様となった。これでもう海外メディアも潤志郎と間違わなくなるはず。
また、引退したばかりのアンドレアス・ヴァンクがドイツチームに帯同し、この日は旗振りを行っていた。