2014年2月16日(日) 現地時間 15日21時45分~
ロシア ソチ ルスキエ・ゴルキ・ジャンピング・センター HS140 k125
葛西紀明、銀メダル! カミル・ストッフ2冠達成
金 カミル・ストッフ (ポーランド)(139.0m、132.5m)278.7pt
銀 葛西 紀明 (土屋ホームスキー部)(139.0m、133.5m)277.4
銅 ぺテル・プレヴツ (スロベニア)(135.0m、131.0m)274.8
4位 セヴェリン・フロイント (ドイツ)(138.0m、129.5m)272.2
5位 アンデシュ・ファンネメル (ノルウェー)(132.0m、132.0m)264.3
6位 マリヌス・クラウス (ドイツ)(131.0m、140.0m)257.4
7位 グレゴア・シュリーレンツァウアー (オーストリア)(132.5m、130.5m)255.2
8位 ミハエル・ハイベック (オーストリア)(134.0m、125.5m)254.7
9位 伊東 大貴 (雪印メグミルクスキー部)(137.5m、124.0m)252.5
10位 清水 礼留飛 (雪印メグミルクスキー部)(130.0m、134.5m)252.2
13位 竹内 択 (北野建設スキークラブ)(132.5m、122.5m)249.3
2本目を飛び終えた葛西の元に、礼留飛が、大貴が、竹内が駆け寄った。
優勝が決まったわけではない。
まだ最後のストッフを残していたし、得点もまだ出ていなかったが、それでも思わず駆け寄った。
葛西がメダルを確定づけるジャンプをしたからだ。
不安定な風で試技が30人目でキャンセルとなり、試合開始も15分遅れた。
1本目。
風の当たり外れがもろに出たが、日本勢には総じて向かい風が吹いた。
全選手中で最も強い向かい風を受けた伊東大貴が8位につけた。
竹内択は「ソチに来て一番いいジャンプ」で10位。
トレーニングから好調を維持し続けている清水礼留飛は15位につけた。
そして葛西紀明―
1本目の最長不倒となる139mの大ジャンプ。
着地で左足が流れやや甘いテレマークとなったが、レジェンドの大飛躍に敬意を表してか飛型点は19点が並んだ。
1位ストッフとは2.8pt差、3位フロイントとは0.4pt差で2位につけた。
2本目。
サプライズボックスと化した今日のルスキエ・ゴルキ。
向かい風をもらった礼留飛は、2本目8位で初出場にして見事トップ10入りを果たした。
逆に不運な風を受けた大貴は2本目14位で入賞を逃す9位へ後退。
竹内はさらに強い追い風を受け2本目18位で13位に順位を落とした。
そして、葛西―
ストッフの金が決まった瞬間、一瞬悔しそうな表情を見せた。
金メダルまでわずか1.3pt
確かに惜しかった。
でも、フラワーセレモニーでの喜びいっぱいの姿。
最高だよ。
見ていて、涙があふれてしょうがなかった。
ベリー、ベリー、ベリー ハッピー!
本当に、本当に良かった。
おめでとう葛西紀明!
おめでとう!
おめでとう!
「金メダルを取って、本当にレジェンドと呼ばれたいと思ったんですけれども、まだまだ目標ができたので、金メダルという目標に向かって、また頑張りたいと思います」
この男、カッコ良すぎる!