ルンビただ一人HSジャンプで4勝目
2017年2月11日(土) リュブノ(SLO)HS95/K85
15th World Cup Competition
① マーレン・ルンビ(NOR) 256.7pt(92.5m 95.0m)
② ダニエラ・イラシュコ-シュトルツ(AUT) 251.1pt(90.0m 94.5m)
③ カタリナ・アルトハウス(GER) 245.6pt(89.5m 92.0m)
20 岩渕 香里(北野建設スキークラブ) 208.7pt(85.5m 86.5m)
高梨、伊藤、勢藤は、世界選手権に向けてリュブノをスキップし国内調整。
なぜ岩渕一人だけ対応が分かれたのかの理由は知らないが、高梨、伊藤の金メダル候補の二人については絶対的に必要な措置だと思う。
その一方で、昨季唯一攻略できなかったリュブノの台に高梨が挑む姿を見られないのは残念だなぁとも思う。
さて試合の方は、1本目のトップ8がそのまま2本目も同じ順位で8人並び、その順位がそのまま最終順位となる興味深い展開。
上位8人は条件もほぼイーブンだったし、現時点での実力がそのまま順位に反映された感じがする。
7位マルジナーと8位ヴュルトは2本目はHSに迫る飛距離を出したけれど、怖がってテレマークを入れられなかった。
対して、ルンビとイラシュコはゲートが1段下がっても同じだけの飛距離を出し、かつ完璧なテレマークを入れて見せた。
新進気鋭な二人と真の実力者の違い。この違いは大きい。
ルンビは今季・通算ともに4勝目。
今季勝利のないイラシュコは3度目の2位。
イラシュコはルンビの勝利が決まった瞬間はホントに悔しそうだった。
沙羅のいないこの試合は勝利への千載一遇のチャンスだったからね。
さて、孤軍奮闘の岩渕はほぼ定位置の20位。
2シーズン前までに見られたスキーが立つ癖は今はもうかなり改善されたけれど、なかなか結果が出ない。
昨シーズン全17戦で総合22位に対して、今期は現在17位。全体にレベルが上がっている中で20位内に入っているということは簡単なことではないんだけれどね。
もう1歩高いレベルでやれる素地のある選手のはずなので、勢藤のように常にトップ10争いに加われるように頑張ってほしいね。