2015/16 FISスキージャンプワールドカップ男子個人第17戦ヴィケルスン

復活のフライングマイスター クラニエッツ! 葛西3戦連続表彰台

2016年2月12日(金) ヴィケルスン(NOR)HS225/K200

① ロベルト・クラニエッツ(SLO) 432.8pt(236.0m 239.5m)
② ケネス・ガングネス(NOR) 428.4pt(234.5m 235.0m)
③ 葛西 紀明(土屋ホームスキー部) 418.5pt(231.5m 230.0m)

19 伊東 大貴(雪印メグミルクスキー部) 311.5pt(188.0m 202.0m)
24 栃本 翔平(雪印メグミルクスキー部) 285.1pt(192.0m 180.5m)

38 伊藤 謙司郎(雪印メグミルクスキー部) 115.8pt(178.5m)
39 竹内 択(北野建設スキー部) 114.8pt(163.0m)
47 作山 憲斗(北野建設スキー部) 80.7pt(138.0m)

 


 

フライングマイスターが還ってきた!
1本目2位からの逆転で2013年1月のここヴィケルスン以来の勝利。
ここ1、2年は2本目に残れない試合が多くなるなど、もうピークを過ぎたのかと思うしかないような成績が続いていた。
昨年のサマーGPで復活の兆しを見せてはいたけど、今季開幕前に腕を怪我したことなどもあり結局は目立った成績を残せないまま。
それが、札幌大会1日目の3位表彰台で久々に輝きを放った。
個人的には泣きそうなほど嬉しかったけれど、まさかそれ以上の喜びをもたらしてくれるとは! 

 

クラニエッツは通算6勝目。
初優勝となった2005年11月のクーサモを除けば、2010年1月クルム、2012年1月クルム、2012年3月プラニツァ、2013年1月ヴィケルスン、そして今回のヴィケルスンとすべてフライングヒル。
2012ヴィケルスンでのフライング選手権での金も含めて、フライングでめっぽう強さを発揮するのでフライングマイスターと呼ばれる。
今日のこの試合は先日中止となったオスロの代替試合だけれど、ラージヒルからフライングに代わったことがこの勝利を呼んだのかも。
おめでとう、ロビー!

 

葛西紀明は3試合連続となる3位。
得意とするフライングでもしっかりと結果を出した。
調子が上がってきたタイミングでフライング3連戦を迎えられたわけだけど、葛西が今季勝てるとしたらフライングしかないような気がする。

 

得意とする舞台で結果を出したクラニエッツと葛西。
土曜日曜の試合がホントに楽しみだ。