第53回HTBカップ国際スキージャンプ競技大会 FISコンチネンタルカップ2026

佐藤慧一が悪条件の中コンチネンタルカップで6シーズぶりの勝利

全日本スキー連盟A級公認/COC
  • 2026年1月10日(土)
  • 札幌市 大倉山ジャンプ競技場
  • HS137/K123

第53回HTBカップ

1  佐藤 慧一(雪印メグミルクスキー部) 224.6pt
=2  ロビン・ペデルセン(NOR) 220.1pt
=2  ニクラス・バッハリンガー(AUT) 220.1pt

リザルト

コンチネンタルカップ第5戦

1  佐藤 慧一(雪印メグミルクスキー部) 224.6pt
=2  ロビン・ペデルセン(NOR) 220.1pt
=2  ニクラス・バッハリンガー(AUT) 220.1pt
 
7  山元 豪(ダイチ) 204.9pt
13  藤田 慎之介(Farm Fujita) 198.7pt
23  竹内 択(team taku) 187.3pt
27  中村 優斗(COOTS SC) 177.2pt
30  竹花 大松(土屋ホームスキー部) 84.8pt
31  渡部 陸太(東京美装グループスキー部) 84.3pt
35  葛西 紀明(土屋ホームスキー部) 79.7pt
39  布施 飛雄真(日大山形高校) 71.2pt
42  栗田 力樹(COOTS SC) 69.6pt

リザルト


今年もまた、ワールドカップ(WC)札幌大会を懸けた熾烈な3つの試合が開催される。

コンチネンタルカップ(COC)札幌大会を兼ねたHTBカップと翌日のSTVカップ。
この2試合のCOCにエントリーする日本勢は選考基準をもとに選ばれた10名。
2試合が終了した時点のCOCスタンディング上位4名のみが、STVカップ終了後にタブルヘッダーとして実施されるCOC札幌大会第3戦に出場できる。

そして、その時点でのCOCスタンディングにより、WC札幌大会の開催国枠のメンバーに名を連ねることになる。
WC札幌大会の選考基準は次の通り。

9.WORLD CUP
  • 対象大会:札幌
  • 選考人数:9名
  • 選考基準:
    1. 2025-2026 WCスタンディングス上位
    2. 2025-2026 COCスタンディングス上位
  • 特記事項:
    • WCクォータおよび2026 OWGクォータの確保を優先する場合、選考基準に沿わずコーチ会議を行い、HC判断で選手を決定する

COC札幌第1戦を前にした時点で、選考基準1に該当するのは次の選手。

  • 小林陵侑、二階堂蓮、中村直幹、佐藤幸椰、内藤智文、小林朔太郎

選考基準2に該当するのは次の選手。

  • 小林潤志郎、佐藤慧一、葛西紀明

選考基準1の6名はWC札幌大会に当確と考えられる。
選考基準2の3名は、COC札幌大会に出場する他の選手達を含めての争いとなる。

既に110ptを持っている小林潤志郎、59ptを持っている佐藤慧一、52ptを持っている葛西紀明が圧倒的に有利な状況。
他の8名の選手たちは、厳しい戦いに挑むことになる。

Top6 & Team Japan

※ ( )内の数字はHTBカップの順位

1(1)佐藤 慧一(雪印メグミルクスキー部)
=2(=2)ロビン・ペデルセン(NOR)
=2(=2)ニクラス・バッハリンガー(AUT)
4(4)シモン・アマン(SUI)
5(5)フレドリック・ヴィルムスタ(NOR)
6(6)ヨカリュ-ソルヴェ・ストラン(NOR)
7(7)山元 豪(ダイチ)
13(13)藤田 慎之介(Farm Fujita)
23(24)竹内 択(team taku)
27(29)中村 優斗(COOTS SC)
30(36)竹花 大松(土屋ホームスキー部)
31(31)渡部 陸太(東京美装グループスキー部)
35(41)葛西 紀明(土屋ホームスキー部)
39(46)布施 飛雄真(日大山形高校)
42(49)栗田 力樹(COOTS SC)

この3連休の天気予報は最悪。

9時開始の公式練習は極めて穏やかな天候だったが、試技の途中から向かい風が出始めた。
本戦が始まると向かい風は強さを増し、2本目では追い風も交じった。更には大粒の湿った雪が降り始めた。
リザルトは荒れ、多くの選手に1本目と2本目の結果に乖離が見られる。

そんな中でも佐藤慧一は、高いレベルで2本のジャンプを揃えることができた。
2本目は湿った雪によりアプローチでは思った以上に滑りづらかったというが、他の上位陣たちが軒並み大きく順位を落としたのに対して影響を最小限に抑えることができたようだ。

2位からの逆転優勝。
COCでは2019/20ルカ以来6シーズンぶりとなる3勝目。
この勝利により、WC札幌大会は限りなく当確に近づいた。

昨年のCOC札幌で優勝と3位の二つの表彰台を獲得したロビン・ペデルセンが、1本目のトップを守り切れずに2位。
ただ、この結果によりCOC総合トップに浮上。

昨年夏のグランプリで総合3位のニクラス・バッハリンガーが、1本目11位から猛追しペデルセンと同点で2位に。
COCでの表彰台は2020/21インスブルック以来となる。

1本目で4位だった山元豪は、2本目はアプローチの影響か21位。
それでも7位に踏みとどまった。この結果はとてつもなく大きい。

HTBカップ 表彰式

コンチネンタルカップ 表彰式

COC札幌第1戦を終わった時点での日本勢のCOCスタンディングは次のとおり。
(WCポイントを持つ佐藤幸椰を除く)

  1. 佐藤慧一 159pt
  2. 小林潤志郎 110pt
  3. 葛西紀明 52pt
  4. 山元豪 36pt
  5. 藤田慎之介 20pt
  6. 竹内択 8pt
  7. 中村優斗 4pt
  8. 竹花大松 1pt

COC個人総合

ピックアップ ギャラリー

今年の参加は15ヵ国。ルーマニアからも4名の選手が参戦してくれた。

ルーマニアの選手の写真はことごとく失敗してしまってお見せできないが、遠い遠いSapporoまで遥々やってきてくれた海外選手たちに敬意を表し、下手な写真ではあるが例によって何人かをピックアップ。

14(14)クレメンス・ヨニアク(POL)
15(15)レモ・イムホフ(SUI)
17(17)クレメンス・ライトナー(AUT)
18(19)ダヴィッド・リグル(CZE)
21(22)ルカ・ロート(GER)
26(28)ロブロ・コス(SLO)
28(30)コンスタンティン・シュミット(GER)
29(33)エリク・ベルショー(USA)
32(38)デッカー・ディーン(USA)
45(54)ヤロスワフ・クシュアク(POL)

COCにエントリーしていない日本勢にとっても、世界の強豪相手に力を試せるまたとないチャンス。
二人の選手がCOCエントリー組に喰い込んだ。
池田龍生が18位。工藤漱太が27位。

HTB-18 池田 龍生(雪印メグミルクスキー部)
HTB-27 工藤 漱太(雪印メグミルクスキー部)

明日は午後から季節外れの雨予報。風も強い。しかもダブルヘッダー。
長くなりそう。