ニカ・プレヴツが目を覚まし今季初優勝 丸山希が2位 高梨沙羅は今季最高の4位

Official Results
| 1 | ニカ・プレヴツ(SLO) | 252.3pt |
| 2 | 丸山 希(北野建設SC) | 244.4pt |
| 3 | エイリン‐マリア・クバンダル(NOR) | 234.4pt |
| 4 | 高梨 沙羅(クラレ) | 228.5pt |
| 11 | 勢藤 優花(オカモトグループ) | 202.2pt |
| 14 | 伊藤 有希(土屋ホームスキー部) | 197.5pt |
| 23 | 佐藤 柚月(東京美装グループスキー部) | 180.4pt |
| 宮嶋 林湖(松本大学) | 予選58位 | |
ニカ・プレヴツが「やっと目が覚めた」
今季4試合目にして初優勝。かといって、眠っていたのは15位に終わった第1戦だけ。その後は3位、2位と本来の姿に近づきつつはあった。
1本目を1位で折り返した。でも2位との差は僅かに1.2pt。
その2位は丸山希。昨季と一昨季にプレヴツ自身が嫌というほど示した無双の姿は、今季は丸山に取って代わられている。
しかし、この日のプレヴツは正に覚醒状態。
2本目は、129.0mで迫りくる丸山に対し、132.0mのヒルサイズジャンプと見事な飛型で突き放して見せた。
通算23勝目。
2023/24は7勝を挙げ初の総合優勝を獲得し、2024/25は15勝を挙げ2年連続の総合優勝に輝いた女王ニカ・プレヴツ。
今季はどこまで勝利数を伸ばすだろうか。
丸山希が1本目を1位で折り返せなかったのは今季初めて。
1本目はリクエストによりゲートを2段下げたが、その作業の間に降雪でスタートバーが湿り滑りやすくなっていたようだ。
これにより本来の姿勢でスタートできず、結局HSの95%に2.5m届かず加点を得ることもできなかった。
2本目は129.0mで追撃したが、今日はプレヴツが凄すぎた。
それでも3位には10.0ptの差をつける堂々の2位。
総合2位に浮上したプレヴツに対し124ptの差をつけ、イエロービブは「譲りたくない」
今季ここまでコーチリクエストを使ってこなかったエイリン‐マリア・クバンダルが、1本目で2段下げたことも功を奏して今季初表彰台。
一方、地元期待のフリーダ・ヴェストマンは金曜のNHに続いて、この日も2本目でリクエストを使ったが、1本目の順位を2つ落として21位だった。
日本勢では、高梨沙羅が会心のパフォーマンスを2本揃えて今季自己最高の4位。
2シーズンぶりの表彰台にはあと一歩届かなかったが、2本揃えられたことに加えて飛型点も出始めていることもあってか「すごく楽しめた試合だった」

