スキージャンプFISワールドカップ2022/23男子個人第31戦プラニツァ

クラフトが今季5勝目で総合2位確定 史上8人目の30勝達成

2023年4月1日(日) プラニツァ(SLO)HS240/K200

37th World Cup Competition

1  シュテファン・クラフト(AUT) 240.5pt
2  アンツェ・ラニセク(SLO) 234.7pt
3  ピオトル・ジワ(POL) 233.3pt
 
12  小林 陵侑(土屋ホームスキー部) 214.7pt
19  中村 直幹(Flying Laboratory SC) 198.3pt
 小林 潤志郎(雪印メグミルクスキー部) 予選46位
 佐藤 慧一(雪印メグミルクスキー部) 予選52位
 竹内 択(team taku) 予選58位
   佐藤 幸椰(雪印メグミルクスキー部) 予選59位

予選 リザルト


31日(金)に行われるはずだった試合は、強風のため何度もディレイを繰り返し2時間後にようやく翌日への延期が決定。照明設備がなく、日没が迫っていたためにそうせざるを得なかった。

1日(土)は、もともと現地時間10時から団体戦が予定されているので、その前に予定されていた試技を取りやめ8時45分に個人戦を1本勝負でスタート。
フライングは1日に4本までという上限がルールに定められているが、団体戦とのダブルヘッダーであっても個人戦を通常通り2本飛ばすことも可能だった。スケジュールを重視したということだろうか。

試合は穏やかな天候下で行われクラフトが快勝で今季5勝目。
前戦で小林陵侑が通算30勝の大台に乗せたばかりだが、今度はクラフトが史上8人目として30勝に到達した。

ワールドカップで通算30勝以上の選手

1  グレゴア・シュリーレンツァウアー(AUT) 53勝
2  マッチ・ニッカネン(FIN) 46勝
3  アダム・マリシュ(POL) 39勝
3  カミル・ストッフ(POL) 39勝
5  ヤンネ・アホネン(FIN) 36勝
6  イェンス・バイスフロク(DDR/GER) 33勝
7  小林 陵侑(JPN) 30勝
7  シュテファン・クラフト(AUT) 30勝

フライング総合トップのグランネルが5位だったことで、クラフトは10pt差に迫った。
このところ絶好調のクラフト。このタイトルはぜひ獲りたいところだろう。

Flying 総合順位(暫定)

1  ハルヴォア-エグナー・グランネル(NOR) 430
2  シュテファン・クラフト(AUT) -10
3  アンツェ・ラニセク(SLO) -196
4  ティミ・ザイツ(SLO) -219
5  ピオトル・ジワ(POL) -238

Flying総合

また、この日の結果によりクラフトの総合2位が確定。
また、クバツキが最終戦もエントリーしないので、ラニセクの3位とクバツキの4位も確定したことになる。

小林陵侑は102ptあった6位ジワとの差が67ptに詰められてしまった。ただし、7位ヴェリンガーとの差は160ptあるので、少なくとも6位以上は確定したことになる。
5位は堅いと思うが…

ワールドカップ総合順位(暫定)

確1  ハルヴォア-エグナー・グランネル(NOR) 2058
確2  シュテファン・クラフト(AUT) -378
確3  アンツェ・ラニセク(SLO) -509
確4  ダヴィド・クバツキ(POL) -516
5  小林 陵侑(JPN) -1075

WC総合