2018/19 FISスキージャンプワールドカップ女子個人第4戦プレマノン

アルトハウス 連勝で今季2勝目 高梨沙羅 2位

2018年12月15日(土) プレマノン(FRA)HS90/K81 

5th World Cup Competition 

 カタリナ・アルトハウス(GER)  260.3pt  84.5m 94.5m
 高梨 沙羅(クラレ)  250.7pt  87.5m  85.0m
 エマ・クリネツ(SLO)  247.5pt  84.5m  88.5m
 
10  伊藤 有希(土屋ホームスキー部)  227.2pt  82.0m  84.5m
19  岩渕 香里(北野建設)  213.2pt  82.5m 80.0m
23  丸山 希(明治大学)  210.7pt 80.0m 81.0m
33  勢藤 優花(北海道ハイテクアスリートクラブ) 98.8pt 75.0m m
36  岩佐 明香(日本大学) 94.1pt 75.0m m

予選 リザルト

オフィシャル リザルト


 

女子としては初めてフランスで開催されるWC。
フランスといえばGPでのクーシュベルのイメージが強いけど、WC初開催の名誉はスイスとの国境に近いここプレマノンが担うこととなった。
なんでも、2020年にスイスのローザンヌで開催予定のユースオリンピックの会場のうちスキージャンプに関してはここプレマノンで行われるとのこと。
その予行演習の意味もあってWCを誘致したらしい。

 

女子WCの中でも最小規模の台。
見た目の印象も良く、高梨沙羅をはじめ選手たちにも好評のようだけど、ひょっとするとアプローチやテーブルにクセがあるのかな? 
タイミングが合わない選手が多かったように見えた。

 

そんな中、見事なタイミングで踏み切ったアルトハウスが、1本目トップの沙羅を逆転し優勝。
第3戦リレハンメルからの連勝で今季2勝目。通算6勝目。

 

1本目トップだった沙羅。
でも、地元のテレビ局が明後日の方向にカメラを向けている間に着地してしまっていて撮り逃してしまうという珍事が発生。
別角度からの映像も、後方から小さくしか映っていないようなものだけという体たらく。
ユース五輪の為の予行演習の前に、WCの為の予行演習もやっておくべきだったね。

 

2本目の沙羅は条件の悪さもあって飛距離を伸ばせずじまい。
その前のアルトハウスはレッドシグナルで風待ちしたのに、沙羅は独りだけ全く違う条件だったのにあっさりと飛ばされた。
ちょっと運も悪かったかなとは思うけれど、着地も良くなかったことでもあるし…
まぁ妥当な順位かな。

 

クリネツが今季2度目の3位でスタンディング5位。
1本目で13位に沈んだルンビはなんとか巻き返して9位でスタンディング3位。
4位のヤコブレワは4戦連続シングルとなる4位でスタンディング2位を快走中。
なお、4戦すべてシングルはヤコブレワの他はイエロービブのアルトハウスのみ。