第37回吉田杯ジャンプ大会

葛西春香がシニア初優勝 岩佐勇研は大会連覇

2021年12月22日(水)名寄市 名寄ピヤシリシャンツェ HS100/K90

女子組(ゲート1本目24、2本目24)

1  葛西 春香(東海大学付属札幌高校) 234.0pt
2  中山 和(下川商業高校) 228.5pt
3  小林 諭果(CHINTAIスキークラブ) 225.5pt
 
4  佐藤 柚月(札幌ジャンプ少年団) 223.0pt
5  宮嶋 林湖(白馬高校) 222.0pt
6  茂野 美咲(CHINTAIスキークラブ) 215.0pt
7  五十嵐 彩佳(札幌大学) 204.0pt
8  櫻井 梨子(余市紅志高校) 202.5pt

リザルト

男子組(ゲート1本目13、2本目12)

1  岩佐 勇研(東京美装グループスキー部) 256.0pt
2  渡部 弘晃(東京美装グループスキー部) 250.5pt
3  内藤 智文(古河市スキー協会) 240.5pt
 
4  山川 太朗(東京美装グループスキー部) 238.5pt
5  栃本 翔平(雪印メグミルクスキー部) 236.0pt
6  坂野 旭飛(下川商業高校) 235.0pt
=7  工藤 漱太(雪印メグミルクスキー部) 232.0pt
=7  竹花 大松(土屋ホーム) 232.0pt
9  伊藤 将充(土屋ホーム) 231.0pt
10  高橋 佳佑(東海大学) 229.5pt

リザルト


高校3年生の葛西春香が、前日の2位の勢いのままにシニア初優勝。
日本女子ジャンプ界のパイオニアの一人である吉泉賀子(旧姓:葛西)を叔母に持つ高校3年生。
本職は複合で、双子の姉の優奈と共に複合U20強化指定選手に選ばれている。
姉の優奈は複合のWC代表として今季2度の3位表彰台がある。姉の活躍にうれしさはあったが悔しさの方が大きかったらしく、その思いを力に代えて、純ジャンプ勢を破って見事に初優勝を遂げた。

前日に引き続きU20&U16強化指定選手が躍動。
前日7位の中山和は2位表彰台、前日6位の佐藤柚月は4位、前日優勝の宮嶋林湖は5位と2日連続の入賞を果たした。
また、前日は10位だった櫻井梨子が8位入賞、前日8位だった岩崎里胡も入賞こそ逃したが9位と健闘した。
ただ、久保田真知子が棄権したことが気掛かりだ。

男子は岩佐勇研が大会連覇。
前日は東京美装の先輩である渡部弘晃に次ぐ2位だったが、今度はその先輩を従えての2日連続のワンツー。
東京美装は山川太朗も4位となり、COC遠征中の渡部陸太も含めて全体に高いレベルにある。

その東京美装の表彰台独占を阻んだのは内藤智文。
昨日の4位から順位を一つ上げ表彰台を射止めた。
実業団選手を向こうに回し戦う様はまるで素浪人のようだが、その刀はよく切れる。