2015/16 FISスキージャンプワールドカップ女子個人第15戦ラハティ

高梨沙羅 2年ぶり三度目の総合女王 伊藤有希3位 岩渕香里6位

2016年2月19日(金) ラハティ(FIN)HS100/K90

① 高梨 沙羅(クラレ) 251.3pt(96.5m 99.5m)
② マヤ・ブティッツ(SLO) 238.7pt(94.0m 96.0m)
③ 伊藤 有希(土屋ホームスキー部) 232.2pt(93.5m 92.0m)

6 岩渕 香里(松本大学) 225.6pt(90.0m 96.5)
20 勢藤 優花(北海道メディカルスポーツ専門学校) 191.1pt(85.5m 84.0m)

 


 

高梨沙羅が今季12勝目を飾り、4戦を残して総合優勝を決めた。
沙羅の総合優勝はWC女子5年の歴史の中で2012/13シーズンと2013/14シーズンに続き2年ぶり三度目。
リュブノでは少し苦労したけど今日は圧勝。しかも、ヒルレコード更新のおまけつき。
おめでとう、沙羅ちゃん!

 

3位の伊藤有希は今季第3戦ニジニ・タギルでの2位以来となる2度目の表彰台。
有希は、ヒンツェンバッハでは2戦続けて20位、前戦リュブノでは体重コントロールに失敗し失格になるなど、このところ精彩を欠いていた。
それが今日は2本とも持ち前の綺麗な空中姿勢と着地を決めて見せた。
3位という結果はもちろんだけど、女子選手で一番綺麗な(と私は思っている)フライト姿勢とテレマークが戻ってきたことが何よりうれしい。

 

でもそれ以上にうれしかったというか驚きだったのが岩渕香里。
昨シーズンに見られたスキーが立つ癖は今季はもう無くなっていたけど、それにしてもここまで綺麗な前傾姿勢で飛べるとは! 
しかもそれを2本揃え、2本目は96.5mという沙羅に次ぐ飛距離を出した。
アプローチの際のお尻の高さを変えたら上手くいったとのことだけど、こういうジャンプを続けられればホントに表彰台が夢ではなくなると思う。
今日だって、もしテレマークが決まっていたら・・・

 

ところで、試合中ずっと踊っているダンサー達は誰?