スキージャンプの結果を下手な写真でお伝えするブログです

2017 FISグランプリジャンプ男子個人第9戦クリンゲンタール

ダヴィド・クバツキ総合優勝 小林潤志郎総合3位

2017年10月3日(火) クリンゲンタール(GER)HS140/K125 

10th Grand Prix Competition 

① ダヴィド・クバツキ(POL) 262.4pt(140.0m 130.0m)
② アンドレアス・ヴェリンガー(GER) 256.0pt(141.0m 127.5m)
③ ヨハン-アンドレ・フォルファング(NOR) 253.7pt(140.0m 123.0m)

 

29 竹内 択(北野建設スキー部) 181.9pt(126.0m 108.5m)

32 小林 潤志郎(雪印メグミルクスキー部) 98.1pt(117.5m)
失格 原田 侑武(雪印メグミルクスキー部) スーツ違反

予選不通過 伊藤 謙司郎(雪印メグミルクスキー部) 
予選失格 伊東 大貴(雪印メグミルクスキー部) スーツ違反

 

オフィシャル リザルト

 


 

ダヴィド・クバツキが出場した5試合全てに勝利し総合優勝。
2勝したラニセクが総合2位。
同じく2勝した小林潤志郎が総合3位。

 

2017 FISグランプリジャンプ男子総合成績

  個人総合 pt最高位
1ダヴィド・クバツキ POL  500 優勝
2アンツェ・ラニセク SLO  353 優勝
3小林 潤志郎 JPN  332 優勝
4マチェイ・コット POL 270 2位
5エフゲニー・クリモフ RUS  232 2位
15小林 陵侑 JPN  149 2位
28竹内 択JPN758位
37伊東 大貴 JPN  49 11位
44葛西 紀明 JPN  38 13位
61原田 侑武 JPN  15 16位
75伊藤 謙司郎 JPN  7 25位

オフィシャルリザルト

 

  大会別優勝者  
2017.07.15ヴィスワ(POL)LHダヴィド・クバツキ(POL)
2017.07.29ヒンターツァルテン(GER)NHダヴィド・クバツキ(POL)
2017.08.12クーシュベル(FRA)LHダヴィド・クバツキ(POL)
2017.08.26白馬(JPN)LH小林 潤志郎(JPN)
2017.08.27白馬(JPN)LH小林 潤志郎(JPN)
2017.09.09チャイコフスキー(RUS)LHアンツェ・ラニセク(SLO)
2017.09.10チャイコフスキー(RUS)NHアンツェ・ラニセク(SLO)
2017.10.01ヒンツェンバッハ(AUT)NHダヴィド・クバツキ(POL)
2017.10.03クリンゲンタール(GER)LHダヴィド・クバツキ(POL)

 

  ネイションズカップ pt
1ポーランド 1807
2ノルウェー 1230
3スロベニア 1157
4ドイツ 908
5日本 665

オフィシャルリザルト

 


 

最終戦でスーツ違反による二人の失格者を出したチーム・ニッポン。
来るべきシーズンと五輪に向けていろいろと取り組んでいるであろうことを伺わせる。

 

スーツは、カッティングの仕方や縫製、あるいは着用の仕方により結果に大きな影響を及ぼすことは周知の事実。
残念ながら、これらがルールの範囲を逸脱して行われているケースもあるのでは? と、まことしやかに囁かれたことは、昨シーズンも一度や二度のことではなかった。

 

そのスーツに関して、1か月ほど前のSportsnaviに折山淑美氏による横川ヘッドコーチへのインタビュー記事が載ったので、触れておきたい。

 

横川コーチによると、昨シーズンに関しては生地そのものにも問題があったというのだ。
曰く、「生地はマグロと一緒で、赤身の部分もあればトロの部分もある。その一番良いところで作らないとダメ」なのだそうだ。
トロがドイツ、オーストリア、ポーランドに行って、日本、ノルウェー、スロベニアは赤身だったとも語っているが、その配分が意図的なものであったのかどうかについては言及していない。

 

う~ん・・・ これって日本チームの独自の見解なの? 
もちろん、独自の見解だとしても、何らかの裏付けがあってのことだろうから限りなく事実に近いハナシなんだろうけれど。
そうだとして、日本はこの件について何かアクションを起こしたのだろうか?
例えば、生地メーカー(生地を作っているのは世界で2社だけらしい)に対して、あるいはFISに対して、「問い質す」ということを行ったのだろうか?

 

でも、生地メーカーにしてみれば、仮にトロの行き先と赤身の行き先を意図的に決めていたのだとしても「意図的でした」なんて認めるはずもない。
認めたとしたらとんでもないスキャンダル。そもそも、トロと赤身があることすら認めることはないんじゃないかとも思う。
そうなると、意図的かどうかは別としても、今後も日本は赤身を掴まされることだってあり得るわけで。

 

さらに言うと―
「最終戦で葛西が表彰台に上がった時のスーツはシーズンで一番素材の良い物を使えたスーツでした」とも横川コーチは語っており、必ずしも赤身ばかりを掴まされてたわけではないようだけれど、そうだとすれば、日本人選手間でもトロの選手と赤身の選手が生じるということになるじゃないのかな?
だとしたら、当然トロは代表組に優先的に割り当てられることになるであろうことは想像に難くない。
そうすると代表入りを狙う国内組の選手たちは最初からとんでもないハンデ戦を強いられることになる。

 

カッティングや縫製の工夫はマテリアル競争の1つと捉えることができるとしても、生地そのものに差異があるとなると、それが意図的なものでなかったとしても、やはり著しく公平性を欠くように思う。
来るべきシーズンからは、生地メーカーには品質に差異のないよう各国に生地を供給してほしいと切に望む。
そのためには、日本だけではなく、少なくともノルウェーやスロベニアを巻き込んでの共通見解として、この件を「問い質す」ことが必要なのではないでしょうかね。

 

追記(10月25日)
この件について続きを書きました。こちらをご覧ください。