葛西、意地の135メートル!

日本時間21日午前4時30分から行なわれたジャンプ個人ラージヒル決勝。
前日の予選トップで期待された葛西は8位入賞という結果に終わりました。

 

個人でのメダル獲得は正直難しいと思っていたので、92年アルベールビル大会から6大会連続入賞という最低限の仕事をしてくれたことをまずは喜ぶべきでしょうか。

 

でも・・・
2回目。ゲートが11番まで下げられ、他の選手達がK点すら超えられない状況の中で見せた135メートルの大アーチ!
今年1月の大倉山STVカップでの143mの大ジャンプを目の当たりにしましたが、それを上回る素晴らしいジャンプだっただけに、1回目のジャンプのときにもう少しいい風が吹いていれば・・・ と、悔やまれます。
同じジャンプを2本そろえることができていれば、銅メダルに届いていたはずですから・・・

 

メダルには届きませんでしたが、二本目のジャンプはメダルに匹敵するくらいのジャンプだったと思います       (葛西紀明オフィシャルブログより)

 

団体戦に向けて葛西の調子は間違いなく上向いています。
そして、2本目に128.5mのジャンプを見せた伊東も。
あとは、竹内、栃本、そしてここまで出番のない長野五輪団体金メダリスト岡部孝信の3人がどこまで復調しくるかに、団体でのメダルの行方がかっています。

 

ノルディクスキージャンプ・個人ラージヒル最終結果
 金 シモン・アマン(スイス)
 銀 アダム・マリシュ(ポーランド)
 銅 グレゴア・シュリ-レンツァウアー(オーストリア)

  8位  葛西紀明
 20位 伊東大貴
 37位 栃本翔平
 45位 竹内択