内藤智文 鮮烈V 勢藤優花 圧勝 小林龍尚 僅差でV
2017年7月9日(日) 士別市 朝日三望台シャンツェ ミディアムヒルHS68/K60
女子組(ゲート1本目26、2本目27)
① 勢藤 優花(北海道ハイテクアスリートクラブ)218.9pt(58.0m 60.5m)
② 岩佐 明香(日本大学) 204.7pt(56.0m 57.0m)
③ 瀬川 芙美佳(下川商業高校) 201.6pt(55.5m 56.0m)
4 茂野 美咲(CHINTAIスキークラブ) 200.4pt(52.5m 58.5m)
5 澤谷 夏花(北海道畠山GYM) 192.9pt(52.0m 56.5m)
6 五十嵐 彩佳(下川商業高校) 188.2pt(52.5m 55.5m)
少年組(ゲート1本目21、2本目20)
① 小林 龍尚(盛岡中央高校) 209.6pt(57.0m 57.0m)
② 藤田 慎之介(東海大学付属札幌高校) 209.3pt(57.0m 57.5m)
③ 竹花 大松(東海大学付属札幌高校) 208.1pt(58.0m 56.0m)
4 佐藤 友星(下川商業高校) 201.3pt(56.5m 55.5m)
5 斉藤 祐輝(東海大学付属札幌高校) 195.3pt(56.0m 53.5m)
6 西森 海翔(下川商業高校) 194.1pt(55.0m 54.0m)
成年組(ゲート1本目21、2本目20)
① 内藤 智文(古河市スキー協会) 241.9pt(64.0m 62.0m)
② 栃本 翔平(雪印メグミルクスキー部) 235.7pt(63.0m 60.0m)
③ 山田 勇也(ナレッジエクスポートスキー部) 233.7pt(63.5m 59.5m)
4 清水 礼留飛(雪印メグミルクスキー部) 233.0pt(63.5m 59.0m)
5 鈴木 翔(札幌手稲スキー協会) 231.5pt(61.5m 61.0m)
6 駒場 信哉(日本大学) 231.4pt(62.0m 61.5m)
さて、今年も夏の国内A級公認試合の開幕は朝日三望台。
お天気に恵まれすぎて、やんなっちゃう程に暑い。
時折吹く風にずいぶんと救われたけれど、おかげで度々シグナルが赤く灯った。
30m付近は横風。K点付近は横または向かい風。止むときはピタリと止む。
ミディアムヒルとはいえ、風の影響は大きかったように見えた。
内藤智文は、成年組としては初優勝ではなかろうか。
昨年の塩沢サマーで、1.0pt差で優勝を逃し2位となった(こちら)のが今までの最高位だったはず。
2012年の、朝日サマー6位(こちら)、名寄サマー7位(こちら)、宮の森サマー4位(こちら)など、夏に強いイメージがある。
家族で作った「東京調布ジャンプ少年団」の一期生としてスキージャンプを始めた異色の存在。下川でのジャンプ留学を経て、東海大に進み今に至る。
大学卒業後も地道に活動続けている彼のような選手にはもっともっと活躍してもらいたい。
勢藤優花は、踏切りのタイミングが大きく遅れたとのこと。
ここのアプローチは傾斜が急なのでR1で重力がかかって深く沈みがちになるんだそう。
だから、タイミング遅れるだろうなと思っていたらやっぱり遅れたって。
それでも女子では唯一のK点越え。圧勝だったと言っていい。
少年組を制したのは高校生になった小林龍尚。
二階堂蓮、竹花大松も高校に進み、去年までのスーパー中学生たちが一つ上のレベルで競い合うことになる。
待ち受けるのはこの日2位の藤田慎之介、そして絶対王者の岩佐勇研など・・・
今年のインターハイは結構すごいことになるかもしれない。
ところで、龍尚くんの右腕に土屋ホームのロゴが入っているね。
探してみると他にも工藤漱太や日下瑠基らの腕にも見られる。
彼らもまたこの春に下川中から下川商業へと進んだ「高校1年生」。
下川の後輩と盛岡の後輩(というか肉親)に、先輩たちからの進学祝い?
なお、その土屋ホームの先輩たち(葛西紀明、伊藤有希、小林陵侑、伊藤将充)と高梨沙羅は海外合宿中につき不在。
また、海外遠征組(作山憲斗、 小林潤志郎、原田侑武、伊藤謙司郎、佐藤幸椰、中村直幹、栗田力樹、岩佐勇研、二階堂蓮)の他、伊東大貴、竹内択、岩渕香里らも出場していない。
女子組
① 勢藤 優花(北海道ハイテクアスリートクラブ)
② 岩佐 明香(日本大学)
③ 瀬川 芙美佳(下川商業高校)
4 茂野 美咲(CHINTAIスキークラブ)
5 澤谷 夏花(北海道畠山GYM)
6 五十嵐 彩佳(下川商業高校)
少年組
① 小林 龍尚(盛岡中央高校)
② 藤田 慎之介(東海大学付属札幌高校)
③ 竹花 大松(東海大学付属札幌高校)
4 佐藤 友星(下川商業高校)
5 斉藤 祐輝(東海大学付属札幌高校)
6 西森 海翔(下川商業高校)
成年組
① 内藤 智文(古河市スキー協会)
② 栃本 翔平(雪印メグミルクスキー部)
③ 山田 勇也(ナレッジエクスポートスキー部)
4 清水 礼留飛(雪印メグミルクスキー部)
5 鈴木 翔(札幌手稲スキー協会)
6 駒場 信哉(日本大学)
表彰式
女子組表彰 岩佐、勢藤、瀬川
茂野、澤谷、五十嵐
少年組表彰 小林、藤田、竹花
佐藤、斉藤、西森
成年組表彰 栃本、内藤、山田
清水、鈴木、駒場
ジャンプん
高校を卒業した男子選手はそれまでの少年組ではなく、成年組でエントリーすることになる。
この大会はその最初の試合。
東海大学に進んだ山川太朗は11位 社会人1年目の安澤 翔一(名寄ジャンプクラブ)は14位。大人たちと同じ土俵でもしっかりとやりあえることを示した。
もっとも彼らは、高校生の時から大人たちの間に食い込んでいたけれど。
成年組11位 山川太朗(東海大学)
成年組14位 安澤 翔一(名寄ジャンプクラブ)
そして、この日最大の驚きは中学2年の佐藤美月(札幌ジャンプ少年団)。
ビブNO.2ながら11位に食い込んだ。
2本揃えた瞬間はコーチボックスにどよめきが起こった。
女子組11位 佐藤美月(札幌ジャンプ少年団)
最後に―
3月までは隣のスモールヒルを飛んでいたが、この日は果敢にミディアムヒルに挑んだ、たくさんの新中学1年生たちの成長した姿があったことを付け加えておく。