2015/16 FISスキージャンプワールドカップ男子個人第24戦アルマトイ

ペテル・プレヴツ シーズン最多勝利タイで総合優勝決定

2016年2月28日(日) アルマトイ(KAZ)HS140/K125

① ぺテル・プレヴツ(SLO) 325.9t(139.5m 139.0m)
② セヴェリン・フロイント(GER) 314.3pt(137.0m 141.5m)
③ ダニエル・アンドレ・タンデ(NOR) 310.9pt(140.5m 139.5m)

7 葛西 紀明(土屋ホームスキー部) 294.3pt(136.0m 136.0m)
8 竹内 択(北野建設スキー部) 293.4pt(135.0m 137.5m)
14 伊東 大貴(雪印メグミルクスキー部) 270.0pt(131.0m 129.5m)
22 作山 憲斗(北野建設スキー部) 259.2pt(129.0m 128.0m)
30 伊藤 謙司郎(雪印メグミルクスキー部) 248.7pt(128.0m 123.5m)

37 栃本 翔平(雪印メグミルクスキー部) 120.5pt(126.0m)

 


 

昨シーズンは、最終戦までもつれた挙句に同ポイントという奇跡のような歴史的な優勝争いだった。
それが今季は、6戦を残してあっさりと総合優勝が決定。
昨シーズンの歴史的優勝争いで、同ポイントながら勝利数の差に泣いたプレヴツが初の総合王者に輝いた。

 

プレヴツは、ジャンプ週間、フライング選手権、そしてここにWC総合と今季のタイトルを総なめ。
しかも、タイトルを決めたこの勝利は今季13勝目で、これは2008/09シーズンのシュリーレンツァウアーが記録した最多勝利数に並ぶ数字。
残り6戦あるので記録更新はまず間違いなし。

 

近くで見ると、失礼ながら病的と言えるほど繊細そうで物静かな若者ってかんじ。
すぐ横でインタビューに答えていたけれど、インタビュアーの声ははっきりと聞こえるのにプレヴツの声は全く聞こえない。
色紙の真ん中に小さく細かい字でサインをする姿からは、この男が世界を制することなど想像もつかないと感じさせた。

 

まだ23歳。
才能の塊。
すごいなぁ。

 

 

プレヴツのサイン

2016.1.31 WC札幌大会でもらったプレヴツのサイン