スキージャンプFISワールドカップ2022/23女子個人第15戦ヒンターツァルテン

ストロームが今季2勝目 伊藤有希は痛恨のミスで表彰台を失う

2023年1月29日(日)ヒンターツァルテン(GER)HS111/K100

17th World Cup Competition

1 アンナ-オディヌ・ストローム(NOR)254.7pt
2 エマ・クリネツ(SLO)249.5pt
3 エバ・ピンケルニッヒ(AUT)244.7pt
 
4 高梨 沙羅(クラレ)239.9pt
6 伊藤 有希(土屋ホームスキー部)235.8pt
7 丸山 希(北野建設SC)234.1pt
11 勢藤 優花(YAMAtune)226.7pt

予選 リザルト


1本目が終了した時点で、2位に伊藤有希、4位に高梨沙羅、9位に勢藤優花、10位に丸山希。
なんとトップ10に4人全員が入るという胸躍る展開。

特に伊藤有希は、暫定トップのストロームと3.9pt、飛距離にして約2mの差。
ミニマムな台で差が付きにくいとはいえ、ストロームは今季リュブノで自身初勝利を挙げたばかりで勝利への経験値に乏しい。付け入る隙は十分にあった。いや、勝利とは言わないまでも表彰台への期待感は十分すぎるほどある。

が、好事魔多し。
2本目は101.5mとやや伸びを欠いたもののテレマークはまずまず決まったかに見えた。ところが、転倒ラインの直前でバランスを崩し手をついてしまうという痛恨のミス。
当代随一のテレマークの名手に僅かに隙が生じたか… これがなければ表彰台だった可能性があるので何とももったいないことではある。

高梨は2戦連続の4位。2本目は空中でやや乱れテレマークを入れることができなかった。
丸山の2本目は5番手の得点。順位を3つ上げて今季最高の7位フィニッシュ。
逆に勢藤優花は順位を下げてトップ10から漏れてしまった。

ストロームは今季2勝目。
クリネツは2戦連続、かつ今季4度目の2位。
昨日は9戦ぶりに表彰台を逃したピンケルニッヒが3位。

なお、この2試合ではマーレン・ルンビが第4戦リレハンメル以来10試合ぶりに出場。
結果は12位と17位。

WC総合順位